兵庫教育大学を卒業,修了していく学生のみなさん,おめでとうございます。みなさんと出会えたこと,そして,時間を共有できたことを喜び,感謝します。みなさんを送り出す立場としていつもありがたいと思うのは,みなさんと研究や共同作業を進めていく中で,私自身が知らなかった知の世界を一緒に探究(explore)できることです。 続きを読む
投稿者「admin」のアーカイブ
4日間のAAAL 2013が終了しました
4日間のAAALが終了。これまで私自身が参加した学会の中で最も充実した学会だったといっても良いと思う(「発表してから言えよ」ともう一人の自分が言っています)。 続きを読む
AAAL 2013に参加しています
ダラスで行われているAmerican Association of Applied Linguisticsに参加しています。これまでTESOLやACTFLには何度か参加したことがあるのですが,AAALは初めての参加です。日本のこの時期は,年度末にあたるのでなかなか脱出するのが難しいのですが,参加してよかったです。今回は,社会文化理論をベースにした研究発表やコロキアムに参加していますが,今のところ,いずれのセッションも期待を裏切らないものになっています。 続きを読む
ウィスコンシン大学オークレア校での「海外教育体験実習」(2)
今日は,大学のキャンパスには向かわず,Eau Claire Districtの教育委員会とそのディストリクトにある中学校,そして,別のディストリクトにある小中高を訪問しました。
教育委員会では,Eau Claire DistrictのSuperintendentにじっくりと話を聞くことができました。特に,児童生徒の数学と国語の成績を中心としたアカデミックスコアで学校評価が行われるようになってきており,これまでのmultipleな評価,あるいは,各学校独自の特徴をポジティブに評価することが通用しなくなってきているという話がありました。学校毎に評価スコアがレポートとして公表され,ネットでも見ることができます(!)が,見る人の目を引きつけるのはトータルスコアが何点かという部分で,スコアの解釈とは別に一人歩きをしてしまう恐れがあるということでした。こういった動きは,現場の教師や教育委員会の思いと裏腹に,政治的な要請から起こっているということで,いずこも同じ。グローバルに起きている現象だと思わざるを得ません。 続きを読む
ウィスコンシン大学オークレア校での「海外教育体験実習」
3月3日~16日の日程で,ウィスコンシン大学オークレア校およびその周辺の学校にて「海外教育体験実習」を実施中です。この「海外教育体験実習」は,大学院修士課程に開設している「小学校英語活動プログラム」の授業(1単位)として実施しているもので,ウィスコンシン大学オークレア校の協力で開催されます。参加している学生は6名。前半の週は,大学の講義に参加させていただき,実際に現地の学生さんとグループ活動をしたり,図書館ツアー,国際教育センターなどの仕組みについての説明を受けます。後半は,6人の学生が6つのご家庭に滞在し,そこから,地元の小学校や中学校へ出向き,授業観察,子どもたちとの交流,日本の文化,遊び,学校についてのプレゼンテーションを行います。プログラムを作ってくださった大学関係者の皆様,また,ホームステイと訪問先学校をアレンジして下さったキャッシー・ピーターソンさんには,本当に心からお礼を言いたいと思います。
続きを読む
丹波市立崇広小学校での研修会
本日は丹波市立崇広小学校で授業研&研修会でした。授業は,6年生の授業で「自分の将来の夢を話そう」でした。今日の授業では,担任の先生,ALT,そして,小中連携の一環で校区の中学校の先生も参加してくださった授業でした。 続きを読む
外国語活動カリキュラムコーディネート研究終了!
大学院の小学校英語活動プログラム科目である「外国語活動カリキュラムコーディネート研究」(長い!)の授業が本日終了しました。来年度から,プログラムが再編成されますが,この授業は開講科目に入っていませんので,今回が最初で最後の授業です。前半は,このブログにも書きましたが,韓国とのSkypeでの対話,3名のゲストスピーカーの先生によるワークショップを行いました。そして,先週,先々週と学生さんの4グループによる研修コーディネートが行われ,私も中に混じって楽しく学ばせてもらいました。経験と振り返り,そして,活動の意味づけが行われ,本当に充実した授業でした。毎回,準備して下さったみなさん,ありがとうございました! 続きを読む
高槻市立五領中・上牧小・五領小研修会
高槻市立五領中学校で行われた「外国語活動・英語科のカリキュラム開発に関する研修会」でお話をしてきました。直島町立直島小学校・中学校の実践事例や岐阜市立厚見中学校の樋田光代先生の実践事例を中心にお話ししました。参加者の中には,中学校の英語以外の先生もいらっしゃたので,もう少し幅広くできればよかったのですが,力不足でした。
今回,準備をしながら,直島小学校・中学校,そして,樋田光代先生の実践研究が,いかにすぐれているかを再認識しました。現場の先生方が作られる理論は,本当にパワフルだなと思います。そして,カリキュラムが,いつ何を教えるのかという話ではなく,児童生徒たちの成長や学びをつなげ,どのようにguideするのかの見取りであり,それを教師が自ら考えるというのは,教え・学びの実践を理論へと翻案するdiscursiveな営みであるなあということもあらためて思いました。
参加された先生方,ありがとうございました。
兼重昇先生によるゲスト・スピーカーセッション
「外国語活動カリキュラムコーディネート研究」のゲスト・スピーカーセッションも今回が最後。広島大学の兼重昇先生をお迎えして,2時間のセッションを行いました。
兼重昇先生が大学院を出られてすぐに勤務されたのが,この兵教大でしたが,私も兼重先生と同じ日にこの大学に着任しました(1998年8月1日)。同僚として,四年半,お世話になったのですが(本当にお世話になったのです),その後,鳴門教育大学に転出されてからは,みなさんご存じのように,現在の外国語活動が導入されるまでの重要な期間,そして,もちろん,現在も,各地での実践を精力的に育ててこられました。
三田市立狭間小学校での研究発表会
三田市立狭間小学校での公開授業に参加しました。子どもたち,そして,先生方が,もう1つステップアップされていました。1年生のreading theater, 4年生,5年生のクイズショー,Momotaroのオリジナル演劇(爆笑!)と,四つの授業全てがperformingな授業でした。授業の後,「つながり(コミュニケーション)の楽しさを味わうための英語活動」という講演をさせていただきました。最近私が感じている外国語活動を巡るジレンマから,いくつかの問題提起という内容でした。
狭間小学校の先生方,ありがとうございました。