本日は丹波市立崇広小学校で授業研&研修会でした。授業は,6年生の授業で「自分の将来の夢を話そう」でした。今日の授業では,担任の先生,ALT,そして,小中連携の一環で校区の中学校の先生も参加してくださった授業でした。次回の授業での発表の準備として,クラスを3つのグループに分け,その中で,一人ひとりが将来の夢についてお話していきます。そして,carousel方式で先生方が,順番に3つのグループを回り,アドバイスを下さいます。みんなよく話せていたなあ。でも,もっと驚いたのは,聞き手になった子どもたちが,回数を重ねるにしたがって,better listenersになっていったこと。親身になって聞いてあげている感じだった。次回の発表が楽しみ。
事後研のあとの研修会では,From team-teaching to team-learningというお題でワークショップをさせていただきました。なんと,インプロを交えた活動をたくさんやってきました。インプロをほんのちょっと体験しただけの私ができるのか−?(それはあまりにも安易なのではー?)と,思ったりもしたのですが,やりました。9個も活動やりました。
いざ始めてみると,最初,固かった参加者のみなさん(そして私も)は,思いの外,エンジョイして,最後はスマイルで帰って行かれました。担任の先生だけでなく,English speaking teachersのみなさんも楽しんでくれたようでした。でも,心身共にもっとも解放されたのは私かもしれません。
team-teachingの話をすると,役割分担とか,どう教えるのかということに焦点が当たります。それはそれで大事な話なのですが,児童,教師,ALTがティームになって教室の中に学びの場を作るということも,おもしろいんじゃないかとも思います。そこで,ELT Journalに載っていたTajino & TajinoのアイディアをベースにTeam-learningへという話をしたのですが(田地野先生にも感謝),インプロは,この外国語活動のteam-learningの発想に実によくなじむというのが,私の実感です。
私にインプロの世界を教えてくださった藤原由香里さんに,心から感謝です。私の研修のやり方はかなり変わった気がします。また,教えてくださいねえ。
ああ,心地よい疲れ。
吉田先生、
Tajino & Tajino (2000) のタジノです。ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか。
この度は丹波市立崇広小学校での研修会報告を、ありがとうございます。
たいへん興味深く拝読しました。また、拙論文への言及にも厚くお礼申し上げます。
実際の授業においてTeam Learningが「学びの場」提供にいささかでも役立つようであれば嬉しく思います。
私の研究室には協同学習やTeam Teachingに関心のある学生もおりますので、いつか詳しいお話などお聞かせいただければ幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
一言、ご挨拶とお礼まで。田地野 彰
田地野彰先生,コメント,ありがとうございます。先生のteam learning論文は,TTについての思い込みのreconceptualizationを促してくれる貴重な論文として,私の授業や研修でも紹介しております。特に,小学校の外国語活動の実践の中では,team-learningというアイディアがしっくりとくる感じです。論文中に示されているいくつかのバリエーションについても,具体的な活動をみんなで考えてみるといろいろとアイディが出てきて,おもしろいです。
研究室のみなさんのご研究についてもまたご教示ください。ありがとうございました。