ダラスで行われているAmerican Association of Applied Linguisticsに参加しています。これまでTESOLやACTFLには何度か参加したことがあるのですが,AAALは初めての参加です。日本のこの時期は,年度末にあたるのでなかなか脱出するのが難しいのですが,参加してよかったです。今回は,社会文化理論をベースにした研究発表やコロキアムに参加していますが,今のところ,いずれのセッションも期待を裏切らないものになっています。伝統的な言語研究,言語習得研究はもちろん数多く発表されていますが,これまでの二元論に基づく研究(例えば,認知vs感情など)を克服しようとする発表も多く,研究発表領域の多様性を保証しつつ,深い議論がされています(Emotionを正面から取り扱おうとする研究が多いのには驚いた)。
これまでお世話になった人々に再会できたこともよかったです。国内の研究会では顔を合わせないのに,海外の学会では必ず出会う方もおられます(笑)。また,日本の若い研究者のみなさんが頑張っているのを見て,おじさん研究者も頑張らねばと思いました。来年は発表したいなあ。
明日は,ダイナミック・アセスメントのコロキアムに参加します。私にとっては今回の学会の目玉の一つです。楽しみです。