海外教育体験実習 最終日

オークレアでの1週間の滞在を終えました。最終日,オークレアのバス停では,ホストファミリーのみなさんやUWECのRob Reid先生との涙のお別れとなりました。毎年,献身的にこのプログラムを支えてくださる皆様には,感謝の言葉がありません。短期間でしたが,お二人の学生さんも,様々な発見をされたでしょうし,アメリカの小学校で過ごし,授業をする中で,ご自身の成長を感じられたのではないでしょうか。来年度,参加してくださる学生さんにも,この貴重な体験をして欲しいと思います。私たちのプログラムは,ローカルに,小さく進めていますが,豊かな成果を上げているのではないかと自負しております(「グローバル人材養成」とかいう言葉が陳腐に聞こえます)。

帰国したらまた仕事が山積ですが,一つ一つ片付けていきましょう。お二人の学生さんたち,お疲れ様でした。

おっと「遠足は家に着くまで終わっていませんよ」という小学校の時に聞いた先生のセリフが聞こえてきました。明日の朝の便で成田まで飛び,その後,伊丹に戻ります。

海外教育体験実習 実習校訪問(2)

本日は,オークレア市内のもう一つの小学校を訪問し,5年生のクラスで実習する学生さんの様子をみてきました。学校に入って3日目ともなると,学生さんも子どもたちとファーストネームで呼び合っていて,いい関係を築くことができているようでした。こちらの小学校に来ていつも思うのは,クラス内に様々な決まり事があり,そういったスローガンや決まり事が教室の至る所にポスターとして掲示してあるということです。そして,教師は,事ある毎に,子どもたちにそのことをリマインドしますし,全員のアテンションをコントロールする場面はよく見ます(小さい教室ですがマイクを使っています)。日本の学級経営にあたると思いますが,disciplineの厳しさは,日本と同じか,それ以上ではないかなと思いますが,その一方で,うまくできたら,めちゃくちゃ褒めてくれます。

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海外教育体験実習 実習校訪問(1)

本日は,参加学生の一人が実習をしている市内の小学校を訪問してきました。訪問した時間に学生さんが担当したのは,3年生(18名)でした。この時間のテーマは,日本の遊びについてということで,日本から持ってきた「けん玉」での遊びを体験してもらいました。最初に,けん玉名人とおぼしき日本の小学生のYoutubeビデオ(10級から1級の技を披露するビデオです)を見てもらったところ,「すげえ」と上々の反応。「あんなの簡単!」と言っている子もいます。3人ずつの6グループになってもらい,グループに一つのけん玉を渡しました。

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海外教育体験実習 一・二日目終了

海外教育体験実習の最初の二日間は,UWECで過ごしました。初日のレセプションで,1年ぶりに学部長を始め,教育学部の先生方,ホストファミリーの方々にお目にかかり,話に花が咲きました。また,この二日間は,主に,小学校での教育実習に出ようとする学部の3年生の準備教育にあたる授業に参加しました。 続きを読む

明日から海外教育体験実習へ

大学院に開設している小学校英語活動プログラムの授業の一つである「海外教育体験実習」を実施するために,明日,アメリカ合衆国・ウィスコンシン州オークレアに向けて出発します。今年度の院生さんの参加は,2名ですが,ウィスコンシン大学オークレア校での二日間と市内の小学校での三日間の実習は,きっとすばらしい経験になると思います(小学校での実習を1日延ばしました!)。私も,今回で5回目のオークレア訪問となります。いつも現地の先生方のホスピタリティに感謝をしながらの実習となります。

ということで,しばらく留守にしますが,現地の様子をまた書いていこうと思います(帰ってきてからの仕事が恐怖です)。

講師も楽しい教員研修会

いえ,いつも,研修会は,楽しくやっているんですよ。でも,昨年から,岡本真砂夫先生と一緒にはじめたこの小学校英語教員研修は,担当している講師の側も,格別楽しくやっている研修会です。なぜ楽しいかといいますと,参加者中心で,かつ,ICT(iPad+ロイロノート)の力を借りて,インタラクティブにやれるからなのです。参加者のみなさん,積極的な参加をありがとうございました。 続きを読む

研修の夏・日本の夏

とタイトルに書いてみたが,どのくらいわかる人がいるか。

本日は,兵庫県教育委員会と連携でおこなっている英語教員研修第3日目を担当させていただきました。3時間目は,活動を盛りだくさんにしすぎて,「やりっ放しの活動はダメよ」といいながら,てめえがやりっぱなしでどうする,と反省しきりです。グループの座席配置も勘違いしていて,参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。 続きを読む

平成28年度科研費に採択されました。

遅ればせながら,科研費に採択されたことの報告です。申請していた科研費基盤研究(C)(一般)「教室談話に関する専門的力量形成めざした英語教師研修プログラムの開発」が採択されました。今回の研究は,私自身が,この10年ほど,科研費を使って取り組んできた社会文化的理論を基盤にした英語教育研究の発展的研究です。昨年度までの3年間は,「ダイナミック・アセスメントに基づく英語教育の指導・評価枠組みの開発」を行ってきました。今回は,この研究を踏まえ,記述の精度を高めた上で英語授業でのインタラクションを分析し,そこで起こっていることへの理解を深めること,そして,そのような理解の仕方を,教師教育や研修に応用してみようというものです。申請書には以下のような研究目的を書きました。 続きを読む

研究指導について知りたい学生さんへ(2016年度・修士課程編)

大学院のゼミを決める手続きについては,先日,新入生オリエンテーションでも説明しましたので,どんどん相談に来てください。やりとりをしながら,みなさんの関心のあるテーマが少しでも形になっていけばと思います。最近のゼミや研究指導について書いておきます。

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