とタイトルに書いてみたが,どのくらいわかる人がいるか。
本日は,兵庫県教育委員会と連携でおこなっている英語教員研修第3日目を担当させていただきました。3時間目は,活動を盛りだくさんにしすぎて,「やりっ放しの活動はダメよ」といいながら,てめえがやりっぱなしでどうする,と反省しきりです。グループの座席配置も勘違いしていて,参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
中学生のfluencyを伸ばすには,毎回,めあてを絞り,短い時間でのアウトプット活動を継続するのが一番だ(あるいはそれしかない)と思うのですが,そういった活動は,やりっ放しではまずくて,事中・事後に,生徒の気づきを促し,教師の支援(フィードバック)を与えることができる仕組みがセットになっている必要があります。その点では,今日も紹介させていただいた本多敏幸先生の実践に関する著作は,すぐ使えて長持ちし,生徒に力を付ける活動が,実にうまくパッケージされていると思います。あとは,自分のコンテクストにカスタマイズして,根気強く,帯活動として続けることですね。
4コマ目は,久しぶりに広島大学の兼重昇先生と小中連携のセッションをファシリテートしました。参加者の先生方からのディスカッションから,小中連携でうまくいっていることと課題が見えてきました。うまく行っている地域では,個々人の先生の頑張りもさることながら,担当者会議や中学校区内の関係者ののコミュニケーションが組織化されていることが見えてきました。それから,先生方が,小学校段階で読む・書くをどうするかについて心配をされていることもよくわかりました。この事は,私自身が,もっと教室に足を運んで,実際に見ていかないといけないと思っていることですが,言えることは,読む・書くについては,細かいステップを踏みながら,丁寧に指導していく必要があるということです。音声によるコミュニケーションの活動は,体験的に学べる部分が多いと思いますが,読み・書きは,きちんと教えないとダメ!ということです。先日も,私自身,Jolly Phonicsの研修会を丸二日間受けて,いかに自分のフォニクスの知識が古くて浅かったかを認識したのですが,次の学習指導要領で盛り込まれようとしている内容を考えると,小学校にもそういった研修が必要になってくるのだろうと思います。私自身ももうちょっと勉強してみます
8月は,後2つの研修会,一つの校内研修会が残っています。研修の夏・日本の夏です。
追記(2016/08/19)とは言いつつ,次の学習指導要領のイメージとして出されている5・6年生の年間計画を見ますと,ちょっとそれは無理だろうと思わざるを得ない記述が見受けられ,さらに,吟味する必要があると思いますし,2コマの確保をカリキュラム・マネジメントという表現のもと,学校に任せてしまうのは,あまりにも学校への負担が多すぎることになると思います。