海外教育体験実習 実習校訪問(1)

本日は,参加学生の一人が実習をしている市内の小学校を訪問してきました。訪問した時間に学生さんが担当したのは,3年生(18名)でした。この時間のテーマは,日本の遊びについてということで,日本から持ってきた「けん玉」での遊びを体験してもらいました。最初に,けん玉名人とおぼしき日本の小学生のYoutubeビデオ(10級から1級の技を披露するビデオです)を見てもらったところ,「すげえ」と上々の反応。「あんなの簡単!」と言っている子もいます。3人ずつの6グループになってもらい,グループに一つのけん玉を渡しました。

まずは,方々で,好き勝手に試技が始まりました。さっきまで,「簡単!」と言っていた子も,苦戦しているようでした。「ぜんぜんできひんよー」「もうあかん!」という状況になる前に,学生さんが各グループを回って,手ほどきをしてくれました。子どもたちは,どうしても,最初はボールをスイングしてしまうので,”Relax and lift it up this way”と上下の運動に変えてあげると,少しずつつかみかけてきたようでした。私も目の前のグループに,こうやるんだよ!とデモしてみせました(おっちゃんもうまく大皿に乗せることができました)。再び「すげえ」の声。そして,何人かの子が教えて,とやってきたので,後ろから腕を支えてあげて,玉が皿にのる感覚をおぼえてもらいました(scaffoldingやね)。やがて,一人か二人の子どもにできた!という子があらわれ,子度はその子たちの周りに「どうやるの?」と他の子たちが集まり,みんなで協力しながら,代わる代わる取り組んでいました。

担任の先生も,子どもたちは,とても集中して取り組んでいるし,なにより,協力しながら技を習得していく点がおもしろいとおっしゃっていました。「アマゾンに売ってる?」と聞かれたので,「すべて学校においていきますよ」と言うと,とても喜んでおられました。

子どもの様子をビデオ撮影しながら,どんな会話をしているか,また,どのような身体の動きをしているかを追っていくと,遊びの中での子どもの学びについて研究できたりするんじゃないかと,ちらっと,思ったりしました。学生さんは,休む暇もなく,あちこちのクラスから引っ張りだこでした。お疲れ様でした。明日はもう一つの学校を訪問します。

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