大学院のゼミを決める手続きについては,先日,新入生オリエンテーションでも説明しましたので,どんどん相談に来てください。やりとりをしながら,みなさんの関心のあるテーマが少しでも形になっていけばと思います。最近のゼミや研究指導について書いておきます。
研究指導について知りたい学生さんへ(2016年度・学部編)
新年度になり,学部生や大学院生からゼミ訪問の問い合わせがありますが,参考にしていただけるように,私が担当している学部と大学院のゼミの研究指導について,書いておきます。
【学部ゼミ】
私が担当する学部ゼミでは,英語教育,特に,英語授業,教室での英語学習,また,授業で使用する教材や活動の開発に関心のある学生が所属しています。とは言え,私の方から,○○のテーマをやってみなさい,などと押しつけることはありません。自分でテーマを選び,それが取り組む価値のあるものであるかをよく考えてもらっています。
2016年度が始まりました
もう4月になってしまいました。今年も,大学周辺の桜並木は美しく咲き誇っていました。新しく大学に入ってこられたみなさんは,新しい環境への順応がたいへんだと思いますが,飛ばしすぎずに大学の生活に慣れていってください。授業やゼミに関する相談は,前もってメールで連絡していただきますと,日程調整しますので,いつでもどうぞ。
1つ学年の進んだ学生のみなさんは,今年度もよろしくお願いします。新たな発見ができるように,一緒に取り組んで参りましょう。私も,この大学での生活が長くなってきましたので,マンネリ化いかに防ぐかに腐心しています。「あ,去年も同じこと言ってましたよ」というようなことがありましたら,どうぞご指摘を。
「大事なことは,何度でも言いますよ」と開き直りますので。
Good luck!
3つの修士論文から:質的研究の楽しさと苦しさ
3月。卒業のシーズンです。今年度は、3名のゼミの院生さんが修士論文を提出されました。お疲れ様でした。いずれも教室での英語授業や学習についての経験を質的に分析した研究で、サポートする私としても学ぶことの多い論文でした。院生さんの研究そのものを、このサイトで取り上げることは、これまであまりしなかったのですが、ご本人たちからも許可を得ましたので、紹介してみます。学生さんがどんな研究をしているか、その一端を覗いていただけると思います。 続きを読む
校内研修会での授業のふりかえり
県教委と連携して取り組んでいる英語教員研修を皮切りに,8月〜今月にかけて,教員研修の講師を務めたり,県内のいくつかの小中学校での校内研修会に呼んでいただき,研究授業を見たあとに,お話をさせてもらったりしています。ちょっと,外に出かけすぎ?と自分のスケジューリングの甘さを反省しつつ,ただ,どちらかというとワンショット,あるいは,点でしか関わっていないのに,好きなことを言わせていただいていることに「申し訳ありません」と反省もしております。
「海外教育体験実習」(4)
写真も少し追加しておきます。9月21日から23日まで研修を行ったUW Eau Claireのキャンパスです。きれいなキャンパスですが,みどりの芝生は昨年,植えられたばかりで,学生たちは,この夏から,おそるおそる寝そべるようになったとか。うちの大学でも芝生植えたらどうかな。あ,雑草にやられちゃうか。写真の中央に見えるガラス張りの建物が,Educationが入っているCentennial Hallです。そして,大学の裏手には,こんなトレッキングロードのある場所もあります。鹿が出てくるそうです。寮に住んでいる学生は,奥に見える階段を上り下りして授業に通うそうです。この風景,兵教大でも見たことあるなあ(学生寮と学生会館の間ってこんな感じ?)。
「海外教育体験実習」(3)
大学での実習を終え,学生さんたちは,ホームステイ先に移動しました。私は,昨日と今日,地元の小学校を二校訪問し,授業の様子を見てきました。学生さんたちは,現地の幼稚園から五年生までの子どもたちに,参加型の授業を実施しました(写真を出せないのが残念!)。
折り紙や紙風船,竹とんぼなど日本の遊びや筆ペンを使ったイラストレーション作りや習字,そして,ソーランなどを体験してもらうものでした。スライドや小道具などよく準備されていたし,子どもたちのとのやりとりはとても豊かなものでした。どの授業もすばらしかったです!言語,文化にかかわらず,子どもの動きや反応を見ながら,柔軟に対応していく力がものをいいますね。 続きを読む
「海外教育体験実習」(2)
大学での研修では,学部の教職課程の授業やESLの授業に参加させてもらうのですが,今日は,小学校の教員を目指す学生さんが履修している教
いずれの教職の授業でも,学部の学生に実践が理論に裏打
何人かの学生さんたちに聞いてみると,小学校から高校ま
Introduction to Teaching Experience Gr 1-12という授業では,実習に出る前の学生さんに対する授業ですが,様々な教科に属する学生が集まり,教科を横串にする理論
(この記事は,Facebookに投稿したものを一部改編しています。)
「海外教育体験実習」(1)
大学院の小学校英語活動プログラムの授業の一つで,「海外教育体験実習」を実施しています。ウィスコンシン州オークレア市に10日間滞在し,大学の授業に参加したり,ホストファミリーと過ごしながら,地元の小学校で授業を行うというものです。今回で,通算6回目になりますが,私自身がコーディネートするのは,今回で4回目です。過去3回は,いずれも3月初旬という現地ではまだ雪深い時期に実施していたのですが,飛行機は雪で遅れたり,キャンセルされたりするし,屋外での活動がやりにくいので,今年度から,試みに9月後半の実施に変更してみました。結果からいえば,やっぱり,この時期の方が気候もベストですね。というわけで,9月20日に日本を発ち,21日からUWECのキャンパスでの実習が始まりました。ここでの体験を少しずつ書いておきます。
年2回の恒例行事
ほぼ毎年,夏と冬にやってくる恒例行事。ぎっくり腰。寝返りを打つことさえままならないほどひどいこともたまにあるけど,たいていはなんとか歩くことはできる程度の軽いものです。そして,今年の夏もやってきました。
先週の木曜日の朝,起きてしばらくして「お?」,しかし,次の瞬間,「あ”ーっ」。もうだめです。それでも,なんとか自力で運転して,行きつけのN先生の治療院へ駆け込みました。鍼を打ってもらったあと,骨盤のズレを矯正,テーピングをしてもらって,痛みが軽減し,だいぶましになりました。週末でかなり持ち直したのですが,しかし,今日になって,首が回らなくなってしまいました(金欠病も影響していますが)。だるまおとしみたいに,下のコマをカンっと叩いたら,上もゆがんだという感じでしょうか。再び,N先生の治療院へ。N先生,舌診して曰く,「肝に反応が出ている。相当に心身の疲れがたまってるね。」はい,知らないうちにじわじわと。今回も鍼を打ってもらい,ズレを矯正。首の自由がきくようになり,身体も心も軽くなりました。痛みがないのはいいねえ。
身体のずれ,侮ってはだめです。「あ”ーっ」と叫ぶ前に,みてももらわなきゃだめなんだよね。そして,ヤツは,冬にもう一回やってくる。そう,院生の修論提出直後のクリスマスの頃に…。おそろしや,ぎっくり腰。