大学での研修では,学部の教職課程の授業やESLの授業に参加させてもらうのですが,今日は,小学校の教員を目指す学生さんが履修している教職専門の授業(理科教育,算数教育,K-12のContent Education)参加しました。
いずれの教職の授業でも,学部の学生に実践が理論に裏打ちされていることを意識させていましたが,その理論が,社会構成主義や社会文化的理論となっていて,伝統的な認識論からの転換が図られていました。こういった考えは,授業のやり方にも反映されていて,多くの教室環境が,アクティブラーニングや反転授業に対応したものになっていました。
何人かの学生さんたちに聞いてみると,小学校から高校までは,どちらかというと,記憶中心の伝統的な指導法を受けてきたので,構成主義およびそれに基づく指導法の理解は,簡単なことではないということでした。
Introduction to Teaching Experience Gr 1-12という授業では,実習に出る前の学生さんに対する授業ですが,様々な教科に属する学生が集まり,教科を横串にする理論を共有しながら,それぞれの教科のKey IdeasとTools for inquiryを考えてみようという授業は,なかなかおもしろかったのですが,結構バラバラな考えが出てきて,それをどのようにまとめるのか,教員側の力量が求められると思われる授業でした(残念ながら,後半部分は移動のため,見ることができず)。
(この記事は,Facebookに投稿したものを一部改編しています。)