11th International Language Teacher Education Conference

5月29日から3日間の日程で,ミネアポリスで行われた11th International Language Teacher Education Conferenceに参加してきました。隔年で開催されるこの学会に参加するのは2回目ですが,今回は,プロポーザルが採択されなかった(涙)ので,ワークショップ,研究発表,講演に参加してきました。言語教師教育に特化した学会なので,大きな集会ではありませんが,参加される方とのマインドセットが近いので,有意義なディスカッションができました。アメリカでの国際学会というコンテクストを無視することはできませんが,テーマにあるように,教師のアイデンティティ,成長,socio-politicalな影響などを議論する発表や講演が多かったです。Karen Johnson先生の言葉を借りれば,”Teacher education matters!”であり,古くさい経験重視の教員養成・教師教育から脱して,sociopoliticalな影響も意識しながら,実践の専門家を育てる教師教育の研究を理論的かつ実証的に進めていく必要があるな,とあらためて思いました。

忘れないうちにメモっておくと,心に残ったセッションは,以下の通り。

  • Maggie Kubanyiovaさんの”Learning to Respond to Students’ Identities in the Language Classroom”というワークショップ,
  • 同じく,Opening Keynote: The Promise of ‘Disturbing Encounter’ as Meaningful Language Teacher EducationThe Promise of ‘Disturbing Encounter’ as Meaningful Language Teacher Education,
  • Suhanthie MothaさんのPlenary lecture “Race and Empire in Language Teacher Education”,
  • Rich Donatoさんの”History-in-Person and Teacher Development: Bringing the Past into the Present”,そして,
  • Karen Johnsonさん,Paula Golombekさんの”Re-Narrating Teacher Narrative Inquiry as Professional Development”
  • およびPenn State GroupのSymposium: Praxis-Oriented Pedagogy and the Development of L2 Novice Teacher Expertise

日本の英語教育および教師教育があまり取り上げない内容が多かっただけに,勉強になりましたが,日本の学会をおもしろくするには,もっと扱う話題を広げないいけないなと思いました。

11th International Language Teacher Education Conference」への2件のフィードバック

  1. tony (so kou)

    It is a pity that I was not able to attend the conference. The topics listed above are all very interesting. I wish I were there. Thank you for sharing.

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    1. admin 投稿作成者

      Tony,
      Thanks for your comment. Yes, it was a very exciting conference. The next one will be held in two years ( not sure where it will be!).

      返信

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