2019年度が始まります

気持ち的には,前年度をひきずったまま新しい年度を迎えています。しかし,今年度から,大学院の組織改編があり,所属していた修士課程から専門職学位課程(教職大学院)へ移ることとなりました。これに伴って,教育課程が大きく変わります(担当授業も変わる!)。できるだけ速やかに適応して,ペースをつかむことができればと思っていますが,一年目は,学生さんや周囲のみなさんにもご迷惑をおかけするかもしれません。

所属していた言語系教育コースは,教職大学院の言語系教科マネジメントコースとなり,これまで以上に実践の理解と現場での問題解決が重視される教育研究内容となります。院生には,長期間の実習(3週間+4週間+6週間)が必修となります(現職教員も含めて)。学生の研究課題と学校教育現場でのニーズをマッチングさせて,双方の実践研究を深めることができればと思います。

ただし,教職大学院では,学位論文の提出は求められず,それに替わって「実践研究報告書」の作成が求められます。修論の作成は,観察や実践を通した学習や授業に対する深い理解,それを分析する方法の修得,実践の場への還元と,学生の力量を高める格好の場でした。この「報告書」作成においても,同様の力量を付けることにつながるよう,工夫していかねば。

大学院と同時に,学部の教育組織も変わります。これまで学生が所属していたコースがなくなり,学生は,入学時に学籍番号で区切られたクラス,個別の科目の中高免許を取るためのグループ,そして,卒論研究に取り組むためのゼミと異なる集団に所属して4年間過ごすことになります。複雑すぎて,4年間一回りするまで,うまくつかめないかも…。

連合大学院博士課程は,これまでの4大学に加え,岐阜大,滋賀大も参加し,学生定員も増えました。こちらも忙しくなりそう。

というわけで,学部・大学院のゼミのみなさん,よろしくお願いします。学部および大学院で学びたいという方,何か質問があれば,問い合わせフォームからお尋ねください。私も,もう少し情報発信していきます。

※上で書いた実習期間について誤りがあり,訂正しました。「学校教育基盤実習」が4週,「教科指導力向上実習」が6週間でした。この間,学生は,毎週1回(例えば金曜日に),大学に戻り,リフレクションを行うことになっています。また,現職教員の学生さんについては,基盤実習が免除される制度もあります(2019/04/05 修正・追記)。まだよく分かっていない!

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