毎週届くTESOLのWeekly Newsにこのようなニュースリポートのダイジェストがありました。
カナダのTESL OntarioがESLの教師や学習者に呼びかけで,日頃の経験をエッセイやヴィジュアルな作品に仕立てて,それをコンテストに出品するというものです。
記事を読んでみると,内容が心温まるものでしたので,すぐにTESL Ontarioのサイトを見てみました。
記事に写真が載っていた作品は,出品した学生さんが通っている語学学校に関係する人々の写真をコラージュしたもので,With gratitude to you my school!というものでした。また,Instructor categoryでは,ESLのクラスで美術館へ行き,そこでのアート体験をそれぞれの生徒が語るというショートビデオ(“Let’s All Go to the AGO! ESL Trip to the Art Gallery of Ontario“)でした。いずれもの作品も,彼らの必ずしも簡単ではないバックグランドが読み取れますし,カナダという土地で,人々との新しい関係を築き,自らのアイデンティティを書き換えながら,生きている人々の力強い姿と,それを支える学校や教師たちの姿も見え隠れします。
カナダらしい取り組みだと思いましたし,アートやヴィジュアルな表現が持っているパワーを感じました。