山下桂世子先生によるジョリーフォニックスワークショップ,開催しました。

5月31日(木)に,本学教育子午線ホールにて,山下桂世子先生によるジョリーフォニックスワークショップを開催しました。

当日は,60名の参加があり,先生から英語の文字と音の関係,シンセティック・フォニックスの指導原理,そして,多感覚アプローチを通した英語学習の重要性を学びました。たくさんの学びのあるあっという間の90分でした。

私自身,もう何度も先生のお話を聞いたり,トレーニングを受けたりしていますが,毎回,新しい発見があります。そして,これまでの英語教育,とくに,読み・書きの入門期の指導が,一般的に,いかに丁寧さを欠いた「力技」で行われていたかを感じ,研究に携わる者として,反省しきりです。そして,先生のお話からは,私たちの学習に対する特性は,ほんとうに多様であること,そして,教育の役割は,その多様性に対して,できるだけ寄り添いながら,一人ひとりの可能性を引き出し,その育ちを手助けしていくことだ,というメッセージを感じました。そういう意味で,教師には,子どもの学びを手助けするための感受性と反応力という専門性を身に付ける必要があると思います。肝に銘じて,がんばろう。

午前中には,小学校での外国語活動を担当する教育委員会の方や現場の先生方にも集まっていただき,とくに,これからの音と文字の指導について,意見交換をしました。ここでは,具体的な指導法や教材の共有も重要ですが,それを支える児童の学び方に関する原理を共有することの重要性を共有しました。

山下先生には,過密スケジュールの中,本学でのワークショップを引き受けていただき,感謝申し上げます。参加して下さった方もありがとうございました。また,本学,主催・共催してくれたグローバル教育センターおよび教職キャリア開発センターのサポートにも感謝します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください