月別アーカイブ: 2022年4月

Academic detachment

授業で扱っている資料の中に,学習や発達理論としてピアジェとヴィゴツキーがごく簡単に紹介されているので,学生さんに両者の考え方が学校教育の中でどのような形で見え隠れしているかを考えてもらいました。テクスト自体が短いので,誤解や抜け落ちがあることに気を付けつつ,学生さんに聞いてみました。現職教員の学生からは,これまで関わってきた児童生徒が,ピアジェの発達理論と重なるという意見や,学校の学年と重ねると発達段階の年齢の幅がありすぎじゃない?,など面白い意見が出てきました。 続きを読む

対面授業への身体作り

心配は的中。大げさではなく,コロナ禍で続いたリモート授業(今も一部続いているが)は,対面での授業のやり方の感覚を狂わせている。息は上がるし,脈も速くなる。授業で,ですよ。ゼーゼー,ハーハー。まるで新人くん。やっぱり授業はembodimentなのだを実感。そう言えば,The embodied work of teachingを読まずに放置していました。あれも読みたい,これも読みたい。 続きを読む

2022年度がはじまりました

2022年度がはじまりました。

コロナ禍,3年目になり,やっとトンネルの向こうが見えてきたかと思いきや,ここに来て,足踏み状態が続いています。まだ「ポスト」とは言えそうにないです。ただ,今年度は,対面で行われる授業が増えます。この2年間,画面の前で話すことに慣れきった私は,対面授業に必要な身体性を取り戻せるか,非常に心配です。人前でしゃべると,いつもマスクの中でゼーゼー言っています。

コースでは,昨年度末に5名の先生方とお別れし,あらたに3名の先生方をお迎えしました。私も,数えたら,この大学での23回目の春を迎えることになりました。もうひと仕事!と思いつつ,フィジカルにも,メンタルにも動きが悪くなりつつある今日この頃です。

学生,同僚のみなさんと,この1年,がんばっていきましょう。