research」カテゴリーアーカイブ

2014年度が始まりました。

新しい年度が始まりました。実は,この3月下旬〜4月上旬に入院していたために,卒業生・修了生とお別れのあいさつができませんでした。また,4月に新しく入ってこられた院生さんとも,まだ,きちんとお会いする機会を持てていません。こんなことは,この大学に勤めてきた16年間の中で,初めてのことです。幸い,体調は回復しつつありますが,同僚や学生にも迷惑をかけることになりました。これは,普段の生活や仕事のやり方を少し見つめ直せ,という天からのお達しなのかもしれません。

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JASELE@北海道大会にて(3)

今回のJASELEの研究大会は,いろいろな人と議論できて,久しぶりに楽しい学会参加だったなあという気持ちと,もう一方で,感慨深さがありました。というのも,私たちが2009年に出版した『リフレクティブな英語教育をめざして』は,2005年の札幌研究大会での課題研究フォーラム「教師が変わる授業研究」がきっかけで企画が立ち上がったからです。あれから8年,よのなかや自分の研究はどう変わってきたかを,ほっけ,生ちらし丼,芋餅やビールを食しながら…,いや,研究大会の中で考えてみました。

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JASELE@北海道大会にて(1)

8月10〜11日に北星学園大学で開催された全国英語教育学会 第39回北海道研究大会に参加し,二件の口頭発表を行いました。一つは,「学習者の意味生成を援助するダイナミック・アセスメントの試み」(荒木美景さんとの共同研究),もう一つは,「『自己研修型教師』を育てる研修会のあり方に関する研究 ―持続可能な研修を探る―』(坂本南美さん,棟安都代子さん,神原克典さん,安川佳子さんとの共同研究)です。いずれの研究も,発表までの過程で仲間との議論から学ぶことがたくさんありました。 続きを読む

AAAL 2013に参加しています

ダラスで行われているAmerican Association of Applied Linguisticsに参加しています。これまでTESOLやACTFLには何度か参加したことがあるのですが,AAALは初めての参加です。日本のこの時期は,年度末にあたるのでなかなか脱出するのが難しいのですが,参加してよかったです。今回は,社会文化理論をベースにした研究発表やコロキアムに参加していますが,今のところ,いずれのセッションも期待を裏切らないものになっています。 続きを読む

ACTFL Proficiency Guidelines

ACTFLがサンプルデータとともに,Proficiency Guidelinesをウェブで公開しています。ずいぶんと親切になったなあ。学会に出ても,ヨーロッパのCEFRとの関係がどうなっているかが,ディスカッションされているので,情報公開へと動いているのかもしれない。もちろん,CEFRとACTFL Guidelineは,誕生の背景も思想も違いますが。 続きを読む