研究の概要と研究組織

 
本研究の目的は,ヴィゴツキーの発達研究及び社会文化的理論を基盤とするダイナミック・アセスメント(以下 ,DA)に基づき,教授と評価を一体化した英語教育実践枠組みを開発し,その有効性の検証することである。DA とは,学習者が単独で遂行できる言語パフォーマンスと,教師の支援や他の学習者との協同により遂行できる言 語パフォーマンスの差である「発達の最近接領域」に注目しながら,教師が学習者のパフォーマンス(現下の発達)を見極め, それにあわせて適切な援助を与えることで,学習者の言語発達(明日の発達)を促す実践である。本研究では,DAを教授と評価 を一体化した教室内の対話原理,あるいは,生徒の発達に対する教師の援助の原理と考え,小学校,中学校,高 等学校,大学での英語教育の中でDAを実践する。このとき,教師と生徒間,あるいは,生徒同士の相互行為につ いて観察し,DAが学習者のコミュニケーション能力の向上にどのように寄与するかを検証する。

 

以下のような研究組織で研究に取り組んでいます。

平成25〜27年度 科学研究費助成事業(基盤研究(C))における研究組織
  • 研究代表者 吉田達弘(兵庫教育大学)
  • 研究分担者
    • 今井裕之(関西大学)
    • 松井かおり(朝日大学)
    • マーク・テーラー(兵庫県立大学)
    • 安川佳子(神戸夙川学院大学)
  • 研究協力者
    • 棟安都代子(兵庫県立加古川東高等学校)
    • 宮崎和美(兵庫教育大学附属中学校)
    • 大山芳隆(兵庫教育大学附属中学校)
    • 岡田真紀子(兵庫教育大学附属中学校)
    • 坂本南美(兵庫県立大学附属中学校)
    • 神原克典(西宮市立大社中学校)
    • 荒木美景(篠山市立今田中学校)
    • 藤原由香里(八幡市立美濃山小学校)

 

平成24年度兵庫教育大学「理論と実践の融合」に関する共同研究における研究組織
  • 研究代表者
    • 吉田達弘(兵庫教育大学)
  • 研究分担者
    • 今井裕之(兵庫教育大学)
    • 宮崎和美(兵庫教育大学附属中学校)
    • 大山芳隆(兵庫教育大学附属中学校)
    • 岡田真紀子(兵庫教育大学附属中学校)
    • 棟安都代子(兵庫県立加古川東高等学校)
    • 坂本南美(兵庫県立大学附属中学校)
    • 神原克典(西宮市立大社中学校)
    • 安川佳子(神戸夙川学院大学)
    • 荒木美景(篠山市立今田中学校)
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